東京大学の当事者研究に関する研究に協力させていただきました!
東京大学の「当事者研究による日常経験の変化に関する研究」にデイケアのメンバーがインタビューに答える形で協力させていただきました!
これまでにすでにオンラインでのインタビューを2回済ませていましたが、3回目のインタビューは当事者研究のミーティングの雰囲気も見てみたいとの事で、なんと!R5年12月4日、東京大学から先生に三州病院までお越しいただき、対面でのインタビューやセッションを実施しました!
当日、鹿児島市内の他の事業所から、同じくインタビューを受けている1名の当事者さんが加わり、当事者研究を実践する前後の変化や経験について語っていただきました。それぞれに生きづらさや苦労があり、当事者研究の中で対処法を模索するそのユニークな経験から感じ取ったひとりひとりの「リカバリーとは何か」は支援者側の視点だけでは気づけないものばかりで興味深く聞かせていただきました。「病気の自分が嫌いだった」メンバーが、当事者研究を通じて「病気の自分のままでいいんだ」と気づくことができ、悩みを1人で抱え込まずに生活出来ていると話してくれました。あるメンバーは「自己病名:精神複雑屈折」のこだわりポイントについて熱く語ってくれました!今回のインタビューは研究を続けてきた成果を確認するいい機会になりました!
久しぶりの外部の当事者さんを含めた対面での当事者研究を行うことができ、メンバーにとっても刺激になったようで、「面白かった」と感想が上がっていました。短時間のセッションではありましたが、その場で似たような考え方のクセを持つ仲間で繋がることも出来ました。これを機に、少しずつ他の団体とも交流できればと考えています。
協力させていただいた「当事者研究による日常経験の変化に関する研究」によって、当事者研究がさらに取り組みやすい形で、様々な方たちの間で、広がったり繋がったりできるツールになっていったらいいなぁとワクワクしています!研究の結果が出るのを楽しみに待ちたいと思います。