べてるの家とオンライン交流会を行いました!
令和8年2月19日、北海道のべてるの家とオンライン交流会を行いました。
久しぶりの開催となった今回。外部からの観覧者を募ったところ、保健所 保健支援課をはじめ、鹿児島市内の地域活動支援センター3カ所を含む7カ所が観覧してくださいました。当事者研究への関心の高さがうかがえますね!多くの方にご参加いただき、ありがとうございました!
三州病院の取り組みや当事者研究について知ってもらういい機会になったのではないかと思います。
余談ですが、イギリスから当事者研究の実態調査に来ていた方が、向谷地さんと一緒に交流会の様子を観覧されていたとか…。三州病院の名が海外にまで広まってしまったかもしれませんね!?
交流会の中で、べてるの家のメンバーSさん、Nさんと、デイナイトケアのメンバーYさんからそれぞれの体験について共有していただきました。
Sさんは幻覚の体験について発表してくださいました。東大とコラボレーションしてSさんが体験した幻覚をVRで再現したそうです!ぜひ体験してみたいですね!
また、幻覚で見た世界を生成AIで画像化して表現されており、当事者研究で生成AIを活用するのも表現が広がっていいなあ!と、発想の豊かさに脱帽しました。三州病院でもぜひ取り組んでみたい内容です!
Nさんは就労によって調子が整った経験を共有してくださいました。就労での農作業が好きで、好きなことで充実感・達成感が得られ、気分よく一日が終わり、夜はぐっすり眠れるようになったとの事。
たとえ調子を崩してしまっても、就労の内容や環境、周囲のサポートなどがうまくかみ合えば、入院せずに生活ができる事、調子を取り戻せる事がよくわかる事例で、非常に興味深くお話をうかがいました。
Yさんは数年前のべてるの家とのオンライン交流会で「幻聴がほしいんですよ~。」と話してから、実際に幻聴が聞こえるようになった経験について話してくださいました。
「べてるの家のメンバーの幻聴さんが北海道から鹿児島へ遠征に来たのでは!?」という仮説を立てて臨んだ発表でしたが、残念ながら今のところそういった例は聞いていないとの事。ではYさんの幻聴さんはどこから来たのか…?なぞは深まるばかりです…。
「幻聴さんに多少振り回されることはあるけど、それほど困ってはいない。」と語るYさん。似たような経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
さらに、4名の入院中の患者さんともセッションを行い、その中で、退院に向けたそれぞれの思いを語ってくださいました。「100点満点な状態にならないと退院できないと思う。」という言葉が印象的で、4名の患者さんに共通した思いだったようです。100点でなくても安心して退院し、生活して、失敗して、入院して、また調子を整えて再スタートできる環境が必要だと考えさせられる時間になりました。
今回の交流会も、経験や対処法などを楽しく共有できるすばらしい時間になりました。今後もべてるの家と交流を続け、それぞれが安心して生活できるように研究していきたいと思います!


