当事者研究全国交流集会 九州大会にて発表しました!~デイケアより~
10/3(土)、デイナイトメンバー・スタッフが第17回当事者研究全国交流集会九州大会に参加しました。本来であれば佐賀県にて行われる予定でしたので、みんなで旅費の積み立てを行い、参加を楽しみにしていたのですが、新型コロナウイルスの影響でオンライン開催となりました。(新幹線に乗って美味しい物食べて佐賀県満喫したかったなぁ・・泣)
この大会では全国で当事者研究(注1)を行っている仲間の皆さんの研究発表の時間が設けられていたのですが、デイナイトメンバー・スタッフで構成する女性の当事者研究グループ「マリリンほんろうの会」も研究発表を行いました。
発表に向けて皆で研究内容をまとめ、今までどんな研究をしてきたのか振り返りました。今まで「食欲」「女性同士の付き合い」「恋愛」「夜のマイナス思考」「生理前の揺れ」など様々な研究テーマがありましたが、皆で「このときこうだったよね」「こんな研究したよね」と振り返りを行う中でそれに伴い抱える苦労には「寂しさ」「むなしさ」「消えたい」「不安」「落ち込み」など共通点があるということ、そしてその苦労に「上手にほんろうされることがコツ!」ということがわかってきました。
発表内容もうまくまとまり、スライドを作成、発表を読む練習、と本番に向け準備を行い、オンラインということで「どんな色の洋服が映えるか!?」ということも調べて「白と黒はバえないらしいよ」「明るい色がいいってさ」などワイワイドキドキしながら大会本番を迎えました。
当日の発表は10組ありましたが、私たちがトップバッターでした。発表者4名のメンバーは綺麗な色の服でおしゃれをして、髪型・メイクもばっちりで参加、4名ともとてもかわいくされていました。
メンバー、スタッフともにオンラインに慣れていないので、パソコンのカメラに向かって話すのはとても緊張しましたが発表は練習通りスムーズでとてもお上手でした。発表後、全国のオンライン参加者の皆さんから「皆さんの明るい声がかわいい!」「マリリンの会、私も参加してみたい!」「上手にほんろうされるって素敵!」などの感想や、研究についての質問などをいただき、興味を持って聞いていただけたことが嬉しかったです。
4名のメンバーは緊張しながらも良い経験ができたことで自信にもなったようで、「やりきった!」というキラキラした表情をされていました。
今回は貴重な経験をさせていただきました。全国の皆さんと意見交換をしたり、研究発表を聞かせていただいたり、笑いも多くとても刺激となる時間でした。私たちの研究を知ってもらえるような機会があれば、また積極的に参加したいと思いました。
(注1)デイナイトケアでは当事者研究を行っています。当事者研究とは、自分自身の生活上の”苦労”をテーマに取り上げ、仲間と一緒にユーモアを交えながら、新しい自分の助け方を探していくものです。デイケアでは今までに当事者研究の発祥の地である北海道「浦河べてるの家」より向谷地先生やべてるの当事者メンバーの皆さんをお迎えし、定期的に交流を重ねています。
※デイケアでは随時メンバーを募集しています。まずはお気軽にご相談ください。
※写真は掲載の許可をいただいています。